一人暮らしの災害時、守ってくれる家族や友人が近くにいないのが不安。
自分の身は自分で守らなければいけない。
となると、必要なのが災害時への備え。
でも、防災グッズって何を揃えればいいんだろう。
中身の見直しが大変そう。
そんなあなたにお勧めしたい方法が『ローリングストック』です。
『ローリグストック』とは、日頃自宅で使用しているもので備蓄をしながら日常の中で消費していく方法です。
日常的に使っている食材を備蓄用にすることで、自宅の食材ストックがそのまま備蓄食料になる。
これなら分かりやすくて私にも出来そう!
ついでに、その他の防災グッズも普段使い出来るもので揃えましょう。
こまごまとしたグッズは防災コーナーとでも称して、一カ所にまとめて収納しましょう。
バッグの中にまとめて入れてしまえば防災バッグの出来上がり。簡単です。
それでは、一人暮らしにあると便利な防災グッズを見ていきましょう。
・食品
・水
数日分の飲料水は必要なので備蓄しておきましょう。
防災バッグの中には折りたたみ式のウォータータンクを入れておくと、さらに良いです。
・缶詰
乾パンなど、災害時以外で食べないものよりも缶詰ならば普段食べ慣れているうえに、
そのまま食べても調理をしても美味しいので、使い勝手が良いですね。
あらかじめ、缶詰は〇個ストックと決めておいて、消費したら都度買い足す方法を取っていけば、
ズボラさんでも分かりやすく管理できます。
・カップ麺は意外と賞味期限が短いので、サブスクを利用
非常食といえば最初に思いつくのがカップ麺ですが、その賞味期限は案外短く製造から9か月。
店頭に並んでからは大体6か月程度。賞味期限が切れても多少は問題ないとは思いますが、気になりますよね。
カップ麺は、サブスクを利用するのはいかがでしょうか?
カップヌードル ローリングストックセット|日清食品グループ オンラインストア 《月々670円》
カップヌードルでお馴染みの日清では、『カップヌードルローリングストック』という災害時に
備えた新サービスを提供しています。
一度申し込めば、3か月ごとにカップヌードルをはじめとした9食(3日分の備蓄)が定期便で届くので、
都度入れ替えることで賞味期限切れを防ぐことが出来ます。
普段親しんでいる日清食品の味というのも嬉しいですね。
災害時は汁を捨てることが難しいので、
汁を最後まで美味しく飲み干せる味というのも非常にポイント高いです。
上記のサービスには、初回購入時に軍手や飲料水、カセットコンロなど非常時に便利なグッズが付いてくるので、このサービスを元に防災バッグの中身を揃えるのも良いですね。
・無印良品でも『ローリングストック』を提案
食べ慣れた味といえば、無印良品のお菓子やレトルト食品を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
無印良品でも、ローリングストックの活用をすすめています。
特に、レトルトカレーは日持ちがするのでおすすめ。
無印良品のカレーはとてもクオリティが高いので、
普段の食事でもちょっとしたご馳走気分を味わうことが出来ます。
先の日清食品の『ローリングストックセット』には、初回セットにカセットコンロがついてきます。
カセットコンロでレトルトカレーを温め、湯せんしたお湯は無印良品のティーバッグでお茶を沸かせば、
普段の食事と変わらないものがいただけますね。
救急用品
・カイロ、コンタクトレンズ、常備薬もローリングストックを採用
カイロや薬にも当然、使用期限があります。
著者は月に数回、鎮痛薬のお世話になっているので災害時も持ち歩きたいところです。
防災バッグに備える際は、新しい薬(カイロなど)を一つ買ったら新しいものを防災バッグに入れ、バッグから取り出したものを普段使いに使用する方法をおすすめします。バンドエイドや消毒液なども同様にしましょう。
・手ぬぐいを防災用品に
汗拭き、手洗いの時だけではなく、怪我をした時にも使えるのが手ぬぐいです。
出血部の止血用や三角巾。裂けば包帯代わりになり、口元に巻けば作業時の防塵をカバーすることも出来ます。手ぬぐいの優秀なところは、水で洗ってすぐ乾くところ。タオルよりもかさばらないので、防災バッグにいれておくと便利です。100均で簡単に手に入ります。
ソーラーパネル付きの充電器
災害時これだけは持って避難したいスマホですが、充電器がなければ意味がありません。
ソーラー式充電できるものを必ず一つは用意しておきましょう。
著者が愛用している充電器はUSB充電も可能。LEDライト付きなので、懐中電灯代わりにも。
大容量ゆえに大きさもあるので、日常使いには不向きですが、
長期の旅行やアウトドアの際は必ず持って行っています。
自宅でも、停電などがあってもこれさえあればひとまず安心ですね。
・安い寝袋を買っておくのも
寝袋も、有ると無いとでは被災時の安心感が違います。
本格アウトドア用のものはお高くて手が出ませんが、高スペックにこだわらなければ、案外手ごろな価格で手に入ります。普段使いとしては、来客用の布団として使うのはいかがでしょうか?一人暮らしだと悩むのが、来客用布団の問題ですが、寝袋ならばクローゼットの場所を取らずに済みます。
・明かりはソーラータイプのものを
防災用にろうそくを用意するという話をよく聞きますが、著者がお勧めするのは『ソーラータイプのライト』です。近年のアウトドアブームで、屋外用のライトも豊富に揃ってきているので、お気に入りのものを購入しましょう。
ソライトデザイン ソーラーパフ 折りたたみ式 ソーラーランタン LEDランタン 防災 ランタン
今、自宅で使っているものはこちら『CARRY THE SUN』。
日中の充電で、10~13時間点灯してくれるので、一夜分の明りとして問題なく使えます。
実際点灯してみると思いのほか明るく、この明りひとつでも充分なほどです。
見た目もかわいらしいので、自宅の間接照明としても活躍してくれています。
ビニール製で折りたたむと平らになるのも便利で、カラビナをつければリュックや衣服に装着しながらの充電が可能です。日中は屋外作業しながら充電(障害物や火気に注意)して夜に使うことも可能です。
まとめ:ローリングストックを取り入れるメリット
備蓄食料やグッズを普段使いのものにする一番のメリットは
『災害時も使い慣れている、食べ慣れているもので過ごせる』ことです。
不便を強いられる、ストレスの溜まる環境で食べ慣れているものの味は安心感を与えてくれます。
道具に関してはたまに使ってあげることで動作確認が出来るので、いざという時に故障していた・・・という心配も少なくなるかと思います。
また、道具を使いたいときに防災コーナーを覗く習慣が出来るので、自ずと防災グッズのチェックができる。
普段使いすることにより、荷物を取り出しやすいところに防災グッズを置くようになるといったメリットも期待できます。
記事にあげたもの以外でも、災害時役立ちそうなものがいつもの日常に転がっているかもしれません。たまには防災目線を持って家の中を見回すのと、新たな発見があって面白いかもしれません。